Moanri’s blog

God only knows what I'd be without you.

When Young Read Dostoevsky ・Нада Читать Достоевский в Юности


Ennio Morricone - Cinema Paradiso (In Concerto - Venezia 10.11.07)

 

大学生活も折り返し地点に立ち、3年生のセメスターも折り返しポイントを過ぎようとしてる。ハムスターが滑車をまわすように、毎週毎週を忙しなく過ごす。カタカタカタ、そんな音が足元から聞こえる。過ぎゆく時間を無駄にしないために、ぽよのハムスターなりに必死にまわしているつもりだ。時間を過ごすなら、滑車でなくてもいいのだけど(ジャグジーとか)滑車を回した方が、後で食べるヒマワリのタネが美味しいから、そうしてる。

 

今学期の試みのひとつに、ロシア語でドフトエフスキーを読むということある。2年間のロシア語の勉強を経て、ついにドフトエフスキー作品(Идиот (Idiot/白痴))を 原文で読んでいる。毎週木曜日朝10時からの教授との読み合わせに向けて、Google先生の手も借りながら、コツコツと読んでいる。原文で読むのは難しい上に長いので、文間を読むなんてことはまだできない。しかし、ストーリー自体は、想像に反してとても叙述的で、難解ではないので、続けることができている。

昨日、そのИдиотに関してのエッセイを書いた。主人公とイエス=キリストの共通点について。私の見た結論は、20世紀になっても我々は、キリスト(のような無欲で善良の人であっても)を十字架にかける。それが、ドストエフスキーの見ていた世界のようだ。際限ない欲に駆られた人々と、その中心にいる潔白の主人公ミーシュキン。

若いうちはドストエフスキーを読まないと。この学期でリタイヤしてしまう教授に言われた言葉のその意味は、いつわかるのだろう。

 

こうして、私の金曜日は更けていく。